2月10日の土曜歌声は、この日に限って冷たい雨の降った午後に開催されました。
525、195、335の3冊の歌集での歌声がダブルヘッダーで行われ、両方参加のお客様や初参加のお客様もいらして、大人数でいつにも増して賑やかな時間を過ごせました。
いわゆる335世代のお客様も少しずつ増えて、この日はリクエストの8割ほどがが335歌集からのものでした。
初参加のお二人は私の新しい友人たちでした。 若い世代なので未知の曲もあったみたいですが、知っている歌はしっかり歌っていらしたのでホッとしました。
常連のフレンドリーなお姉様方(?)のお誘いで初回から前に引っ張り出されて(笑)、ちょっぴり戸惑いながらも、歌声サロンとはこんなものだと得心されたのではないでしょうか?
初参加のお一人がリクエストされた、PRINCESS PRINCESS の「M」は、ピアノの旋律も美しい素敵な歌ですが、英語のフレーズも入ってたりしてなかなか難しい曲です。
でも皆さんとってもスムーズに歌っていらっしゃいました。
英語のフレーズの多い、小林明子さんの「恋に落ちて −Fall in love−」も、リクエストされるのは稀でしたが、日本語と英語の歌詞が混ざっているので歌集を縦にしたり横にしたり、、、忙しいことでした(汗)
この曲は30年以上前のドラマ「金曜日の妻たちへ パート3」の主題歌で、とても懐かしく歌いました。
小林明子さんは、カーペンターズのカレンに声と歌い方が似ているとのことで、カレンの死で悲嘆に暮れていた兄のリチャードとデュエットして当時話題になったものでした。
またその後、小林さんのアルバムをリチャードがプロデュースし、曲のアレンジも担当したそうです。
この日は多数のお客様に来て頂き、2曲ずつリクエストを頂きたかったこともあり、50分近くも延長してしまいました。
途中の退出ももちろんOKでしたが、ほとんどの方が最後までお付き合い下さり、外の寒さも何のその、時間と共に高まる熱気が部屋中に満ちあふれていました。
ノリノリの「タッチ」や「待つわ」の合間に歌った「雪の降る街を」で、ほっとひと息つかれた方々もいらっしゃったようです。
童謡や唱歌には、なんとも言えない癒しの効果があるように思えますが、それがノスタルジーなのかもしれません。
長時間の最後は、卒業シーズンも近いので「蛍の光」を選びました。
皆さんご自身の卒業を思い出して歌われているように感じましたが、この歌には涙を誘う作用があるように思えてなりません。 これもやはりノスタルジーですね。
次回は2月24日、16時半からです。
春の訪れを少しでも感じられる日になっていると良いですね。
体調にくれぐれもお気を付けて、また元気に歌いに来て頂けることを願っています。
神田陽子