1月27日の土曜歌声は、二日続きの降雪がまだ所どころに残る、そんな厳寒の日に開催されました。
前回同様、寒さにもかかわらずいらして下さったお客様方と、外は極寒ながら中はホットな歌声が展開してゆきました。
今回初参加のお客様は、インターネットでここを知ったとおっしゃる50代の女性お二人。
ちょっぴり緊張気味の様でしたが、常連さんたちのフレンドリーな対応に直ぐに打ち解けられたみたいで、ホッとしました。
335歌集は次世代につなげるために作られたものですから、新しいお客様がいらした事は嬉しい限りです。
さて、この日もたくさんの歌を唄いました。
寒い冬を吹き飛ばすようなリクエストが多く、松任谷由実「春よ、来い」 では、早い春の訪れを心から願って歌いました。
平山三紀「真夏の出来事」、伊藤咲子「ひまわり娘」に至っては、春を飛び越えて一気に夏の気分でした。
ひまわり繋がりで、映画音楽の「ひまわり」も続いて出され、リクエスト者自らドラマティックに歌われ、ピアノの美しい音色と相まって、皆さましばし余韻に浸っていらっしゃった様です。
あみん「待つわ」では、女性陣総出で前で歌い、期せずして男性陣に向かって歌っている構図になってしまい思わず苦笑。
525からのリクエスト「折り鶴」
広島、長崎の被曝者の平和への強い願いを唄っています。
毎年8月の原爆忌にはニュースで大きく取り上げますが、世界で唯一の被爆国日本。 戦後70年を過ぎ、戦争体験者がどんどん減っていく中で、この様な歌を歌い継いでいくことの大切さを痛感しています。
平成は戦争は無かったものの、自然災害が多く起こりました。
たくさんの復興ソングも作られ、涙しながら歌っているシーンに遭遇することもあります。
「歌」の力がどれ程のものかは分かりませんが、一緒に歌を歌うことで生まれる共感や、「決して忘れない」と云う想いは大事にしていかねばならないと思います。
歌声サロンは、ただひたすらに歌を唄って過ごす場所です。
個人的に大切な思い出の歌もあるでしょうし、昔音楽の時間に歌った懐かしい歌もあるでしょう。
中には初めて聴いた、と云う歌もあるでしょう。
お初のお客様に感想を伺ったところ、「時間がすごく短く感じ、楽しかった」とのこと。 歌声の良さを少しでも感じて頂けたら幸いです。 また是非いらして欲しいものです。
今回も、滝廉太郎「花」をにわかコーラスで、素敵に二部合唱。 皆さん本当に楽しそうに歌われ、幸せな気分にさせて頂きました。
30分延長にも皆さん快くお付き合い下さり、ラストソングは、チューリップの「サボテンの花」
「この長い冬が終わるまでに、、、」と歌詞にありますが、暖かい春の訪れを待ちわびながらの大熱唱でした。
次回は、2月10日、16時半からです。
1年で最も寒いと言われる2月。 今年は早くも1月に大寒波が襲来して、この先が思いやられますが、皆さまどうぞくれぐれもご自愛下さい。
神田陽子